真保裕一(集英社)

誘拐事件が起きて。しかも要求が入院患者の命ときた。・・・と思ったら別の場所でも誘拐事件が起きてて。何か偶然とも思えないんだけど・・・。どうなっちゃてるのこれ?みたいな話。
伏線ばっちこーい。張れ。もっと張れ。伏線を張りまくってくれ。といった伏線大好きっ子にはなかなか楽しかった。最初は一つ目の誘拐事件がまとめに入ったところで「あれ?これって短編だったの?」と、短編大嫌いっ子の僕は憤りを隠せなかったんですが、それは単なる序章というかそれ自体が伏線というか。やってくれるじゃねーか。
この作者のシリーズに特徴な、やたら細かいディテールが出てくるわけでもないので読みやすい。授業中頑張って読んだ甲斐があったってもんですよ。