バス事故に母子が巻き込まれ、母親の方は死んでしまった。で、娘の方が意識不明から覚めたと思ったらそれは母親の人格でした。夫マジ困惑。みたいな話。だいぶ違う。
夜全然眠れなかったのと、単純に読み進めたいと思ったためにほぼぶっ通しで読みきってしまいました。読書はある意味ゲームよりタチ悪いかもしれない。
脳内東野フェアの一貫で買ったんですが、読み始めて数十ページ、「・・・あれ?こんな話の映画を遠い昔に見たような・・・」。やっぱりあった『
秘密』。設定が似ているだけで勘違いかもしれない、あれ、こんな展開じゃなかったような気もする・・・、とか考えながら読んでしまったけど最後で「ですよねー」と。そんなわけで結末を頭の片隅に追いやりながらでしたが、それでもいい本はいい。切ないのう切ないのう。
それで映画の方。1999年公開で、それを実家のケーブルで見た記憶があるので中学生辺りの暇でぼけーっとしていた時期に見たんだと思う。その頃って正直映画とか興味なかったんですよね。金曜ロードショーを見ても途中で寝るし、そもそも知ってる映画が興行1位だーとか騒いでるものに限られてた。悪くいえばよく広告が打たれていたもの。スターウォーズとかハリポタとか、タイタニックみたいなのが当たるんですが別に面白くはなかった。まぁ『秘密』も実際は有名だったのかもしれないけれど。
そんな不感症の僕が、休日の昼下がり、ふとテレビをつけて流れてたのがこれでした。既に途中からで、なぜ母親の人格が入ってるのかといった冒頭を逃していて、最後まで見るつもりはなかったのに見入ってた。この途中から、っていうのが原作と映画の関係に確信を持てなかった理由なんだろな。
まぁだから何だって話なのだけど、割と記憶に薄い中学時代の中で今でも時折思い出すこの作品、の原作を偶然手にしたことによく分からない感動を覚えました。
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しかし切ない。こういうSFの世界ではどうしようもないのだろうけど、あー、うん、切ねぇ。どの人物の気持ちを考えても切ねぇ。一生『秘密』を背負っていくなんて僕出来ません。むー、ほんと切ねぇ。