娘が殺されちゃって、「よーしパパ犯人の少年殺して復讐しちゃうぞー」な話です。少年法の限界と課題を背景にしたミステリー。
限界と課題なんて言ってみましたけど、最終的には性善性悪説みたいな議論になって答えなんぞ見つからんのです。作中のワンシーンでも出てくるんですが、更生の可能性を捨てきれないじゃないっすか派や罰を与えても意味なくね派が少年法擁護に回り、氏名公表したほうが社会的利益は大きいっすよ派や応報マンセー派が糾弾側に回る。結論の出ない議論ほど虚しいもんはないです。少年法の授業は取ったけど寝てたから知らんとして、個人的には無罪推定よろしく出来るだけ侵害の伴う手段を避けてるだけな気がしなくもないんですが。
さてさて。
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どうやったらうまく話が纏まるか、って考えてしまうとオチが読めてしまって実際当たってしまったんですけど、それでも別のオチを用意してくれたので一応満足です。にしても東野さんどんでん返し好きだな。どんでん返されない様に注意して読んでたつもりだったのに見事やられた。
でもなーでもなー。煽られて煽られて最後に果たさず終わってしまうのは読者としては煮え切らない。後味すっきりとは言えない感じです。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
でも面白かった。そしてこれで脳内東野圭吾フェアはひとまず終了です。積読が順調に減ってるのにまた買ってしまいそうで困る。